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割の感覚
- 2012/01/24(火) 23:35:33
打撃論 土井正博に聞く
ー割の感覚ー
昨日紹介した、「プロ野球の一流たち」-二宮清純ー の中より土井正博「名伯楽のインコース論」の中で、インコースは縦振りがよい。
から紹介するものです。わずか12ページぐらいですが、これはイチローが、これは坂本が言ってたよなとか、思い浮かびます.
よってこれを要点をまとめて書くのじゃなくて数回に分けていてみようと思います。
【中村について】
土井彼は先天的にボールを飛ばす技術をもっていました。しかしバッターボックスの中で、構えてからバットをボールの当たるまでの距離がとれなかった。
二宮ー要するにちゃんとバットを引いてから打っていなかったということですね。
土井ーそうです。浅いところから打っても金属バットなら飛びます。しかし木製バット、しかも一軍のピッチャー相手だとそうはいきません。
弓矢の原理と一緒ですよ。矢を引けるとこまで引き、張り詰めたツルがパチーンと弾くから、強い強い矢を遠くへ放つことが出来るわけです。
二宮ーバッティングでも引けるところまでひかなければならないと?
土井ーそうです。バットを後方へ引いた時の状態を、私は「割り」と呼んでいるのいるのですが、体が割れてくるといいフォームが作れます。弓矢でいうとツルが目いっぱい張れている状態です。
二宮ー割りの時間は長ければ長いほどよいのですか?
土井ーいや、必ずしもそういうわけではありません。
ピッチャーはクイックで投げてくる時もあります。そういう時は小さい「割り」で対応しなければいけません。
割の時間は長い短いでなくて、その形が出来ていればいいんです。
よく言われる「割り」ですが、その名前は知っていても実際には出来ていないことが多いようです。ましては小中学レベルにおいては、“弓を途中まで引いてそのまま(肩を)回してしまう”
つまり、後ろへ引いているようですが、ここで言われる張りつめたツルの状態が出来ない。
弓をひくことは肩が回ることではないのです。

いっそのこと、本当の弓を引く練習を取り入れてはどうかなと思ってしまいます。
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この記事に対するコメント
応援ありがとう
私はあまり友達がいませんので・・
息子の友達でしょうかね(笑)
高校へ行ったら学校は違ってもお互いに頑張ってや!
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