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選手を評価する指標
- 2010/12/15(水) 23:33:12
選手の見方が180度変わる
ーセイバーメトリクスー(1)
今週の土曜日の当チームの卒団式がある。
もちろん今の3年生ではあるが、一緒に試合をさせてもらったことを思うと感謝の気持ちでいっぱいである。
ただ、試合では足手まといであったから・・・。
あの子やあの子の進路を聞くと、「もう来年はうちの息子なんだなと、それも試合ができるのは秋まで。冬も夏も
中学野球ではあと1回である」
息子の秋の成績。
結果がすべてではないが、2年生の新チームでは6番セカンドで地味ではあるが堅実な選手であったと思う。
地味とは、打撃でも守備でも目立つわけではない、堅実とは、送るところは送り守備ではそつなくプレーして緊張する場面でもアウトはちゃんととっていた。
使いやすい選手であったと思う。でも高校の監督が見た場合は何かもの足りないかもしれない。
30打数10安打 打率3割3分3厘、ファーボールを入れれば出塁率は4割近くあるかもしれない。
はじめははほとんどヒットはレフト前へ狙ったのか遅れたのかわらない感じであったが、後半になるとセンター、
ライト前と広角に打っている。
十分な数字ではあるが、実は「長打」が1本もない。
決して短くもって当てるわけではないが、外野の頭は勿論、外野と外野の間も抜けなかった。
冬の課題はもう決まっている。
そんな成績ではあったが、
今回は野球での選手の評価とは何だろうという視点で「面白い本」を紹介する。
1冊目は「野球の見方が180度変わるーセイバーメトリクスー」(宝島社)
![]() | 野球の見方が180度変わるセイバーメトリクス (2008/03/07) データスタジアム 商品詳細を見る |
2冊目は「MLB(メジャーリーグ)がつけた日本人選手の値段」(講談社)
![]() | MLBが付けた日本人選手の値段 (講談社プラスアルファ新書) (2005/11) 鈴村 裕輔 商品詳細を見る |
これらを読むと、野球の記録は運に左右されることが多いので、指標を変えて選手を見てみると意外な地味だが次にブレイクする選手がわかるという。
私たちは打者では打率や本塁打数、投手では勝率、防御率など数少ない指標で評価している。
プロ野球での表彰式や、新聞での打撃欄や投手欄をみてもこれは明らかである。
これを読むと、どうしてあの選手が「メジャーへ行ったのか」がよくわかるのである。
中でも、面白かった指標をひとつ紹介しよう。
そのバッターが1番から9番まで並んだら9回で何点とれるのか?
計算式は難しいが、「RC27」と言うが、これだとあのバファローズに在籍したローズが9人いると
1試合平均8.64点入るという。それでも07年の青木(ヤクルト)はセパのトップで8.71。
これは盗塁死やゲッツーなども入るから打率だけでは測れないのである。
ローズが9人守ればそれ以上点をとられるかもしれないが、青木なら楽勝であろう(笑)

ここまで読んで「マネーボール」も一緒の観点だと気付かれた方はほんまに野球通である。
ただ、私は読んでないので次の紹介としたい。
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