スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ワンちゃんと僕の違い

  • 2010/08/03(火) 21:46:30

新打撃論 長嶋茂雄が語る(2)
ーワンちゃんと僕との違いー


しかし、僕のバッティングは違っていた。
腰の回転は勿論違うが、それより打つポイントをうんと前において、いわば打ち抜いていくバッティングだった。

僕の打ち方を見た川上さんや千葉さんは、「君は変わった打ち方をするなあ、リストをすごく使うバッティングでほかのヤツにはちょっと真似ができきんぞ」と批評していた。

王と私のバッティングの違いを当時(昭和40年)の最新型高速カメラで撮影していろいろな角度から分析してくれたが、その時なるほどと感心した点がひとつある。
ワンちゃんはホームプレートの手前5.59mのところへボールがきた瞬間、バッティング態勢に入り、僕は5.22mで動作を始める。

つまり、投げたボールを僕のほうがよく見ていることになるのだが、実際に打つポイントがぼくの方が20㎝も前なのである。その差は時間にすると何千分の一かのわずかなものだが、ワンちゃんはその分だけ手元にボールを引き付けているわけだ。

 もっとわかりやすく言うと、
「ワンちゃんは投げた瞬間からパッとストライクとボールを判断し、ストライクだけを打っているらしい。
ぼくは最初から全部の球を打ちにかかり、途中でボール見たタマを捨てるタイプ。

どっちがいいというのではなく、要するにタイプが違うのである。ぼくの場合は、ちょっと考えられないようなクソボール打っていくことが多かった。
大洋の平松からあごにくるアウト・ハイをホームランにしたこともある。完全にボールと思える球を打ったことは数えきれないほどある。
しかし、僕にいわせれば、これはメクラ打ちではない。どんな場面でも打つべくして打っていたつもりだ。(つづく)

長嶋茂雄―燃えた、打った、走った! (人間の記録)長嶋茂雄―燃えた、打った、走った! (人間の記録)
(1997/06)
長嶋 茂雄

商品詳細を見る

(私の読んだのは講談社版です)

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。