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アイアン・スイング理論
- 2010/07/06(火) 22:40:46
新打撃論(40)
ー金森打撃コーチに聞いたー
好調ロッテ打線を支えたのは「金森打撃コーチ」の「アイアン・スイング理論」です。
少し前にロッテの西村監督を首位打者として育てたのは「甲子園への遺言」で紹介した高畠コーチだと言いましたが、その西村監督が打撃コーチに招へいしたのが金森打撃コーチですから共通する理論の持ち主だと推測できます。
今回はその理論を簡単に紹介します。
その指導法はを聞くと「至ってシンプルですよ」と言ってこう続ける。
「僕が思う理想的な打撃というのは『腰の回転で打て』ということ。ゴルフのアイアンのスイング想像してほしい。
球は体の正面に置くようにね。それで腰の回転でスイングする。そうすれば強い弾道で飛んでいく。これは野球も同じ。一番安定してバットが振れるのは腰の回転がしっかりできる状態。体の前方でボールをサバいてはいけなし、後ろすぎてもいけない。体の正面付近でしょ。そうすることで、自然に力の入った打球が飛ぶようになる」。
ならば、打者から遠い外角低めの球はどう対処するのか。
「外角低めの球を打つ特一番やってはいけないことは、腕や肘を伸ばして当てにいくこと。一番力が入らない態勢になるから凡打にしかならない。腕相撲だってヒジが伸びきっていたら力が入らないしょ。例でば、バットを短く持っている荻野貴でも外角低めのストライクには腕を伸ばさなくてもバットは届く。
体の正面で腰の入ったスイングが出来る。みんな(ロッテの選手)はそれがしっかり出来ているんですよ。
アイアンのスイングの話が出来てきましたが、ゴルフをやったことがある人はわかると思いますが、ドライバーの調子がよい時はアイアンがダフったりトップするんですね。またその逆もあります。
野球の打撃も、ドライバー型とアイアン型があると思えば納得できますね。
さて、私はアイアン型の打撃論に傾いていますがドライバー型の打撃理論も健在です。
次回はその体重移動がバッティングでは不可欠ということで、シニアで全国制覇をした監督の理論と練習方法を紹介したいと思います。(つづく)
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おひさしぶりです
万補さんへ
例の遊撃手の本を買ったのはそのためだったんですね。
私も先週の「週刊ベースボール」の二塁手の特集はつい買ってしまいましたが、息子自体は読んでないのでなんか変なものです。
私もゴールデンエイジの神経系の発達については、全く同感ですし間違いないでしょう。
10歳と20歳の運動神経はほぼ同じという研究結果もあるそうです。
ただ、試合に出て試合を覚えるのは、リトルだけでなく小六から試合が一番多く、中学1年では普通のボーイズや軟式が基礎練習であるのに、まだ牽制やリードのない野球ではマイナス度が多く、もったいないな~と思いました。
頑固も素敵な個性ですが、技術に関しては、“人の言うことはまず試してみることが大事だと”多くのプロ野球経験者がいいます。
試してダメだったら、捨てるものが一つ増えたことでそれ自体大きな財産だという考え方です。
それには、自分の戻る場所がないとダメですが・・・。
教えられて、結局わからなくなってしまうことが一番困ります。
野球が好きであれば、今の状況からでもいろんな可能性があるでしょう。それにはやはり、今の日本では、大学で野球を続けるのが一番。古田や青木、上原、浅尾など数えたらきりがない。みんな高校野球ではほぼ無名に近く大学で一気に開花しましたね。その為には勉強も・・・。普通の親父的な発想ですが、脛(スネ)をもうちょっとかじってもらいましょう。(笑)
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連投ですみません(笑)
体重移動の縦振り(イチロー風)スイングで高校野球通算ホームラン記録を塗り替えた神港学園の伊藤選手はスカウティングリポートではやはり低評価のCでした。
寸評ではヘッドが下がる癖があるとのこと・・・・(汗)
でも低目を上手く拾うには理にかなっていると思えます。