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硬式にこだわった子供たち

  • 2008/08/26(火) 11:25:31

昨日紹介した著書の中での一文です。

高校野球「裏」ビジネス」
 軍司貞則 著


こんな野球もある、それぞれの目的があるんだ。
私が触れているのは子供を中心とした少年野球クラブだけですが、もしいろんな場面があれば、時間が許せば応援してあげたいと思います。



ー硬式にこだわった子供たちー(一部略)
水戸南の定時制高校では、ゴロもうまく取れない、ピッチャーもストライクが入らない、やせ細った部員ばかりが公式野球をやっていた。
そこに赴任して野球部の監督を依頼された山野は、最初は義理だけでグランドへ通っていた。

夜のグランドでは明りに「やぶ蚊」もむらがってくる。それが真っ黒になり、生徒の数だけ“蚊柱”がたった。
「これじゃ~まともな野球はできない」山野は思った。
夜間ということで硬式を使わず軟式ボールで練習をした。

かっての赴任地で甲子園を夢見た山野はこの現実を嘆いた。

ある日、山野は生徒たちにどうして硬式野球をしているのかを聞いた。
「いままで野球をやったことあるのか?用具にも金がかかる、グラブも高いし、ボールもたくさんいる。軟式でいいのでねえか?」
「ぼくらはまともに野球をやったことはないが、だけどやりたいんだ」

その理由を聞いて驚いた。
この学校には養護学校から進学している子が多かった。
親が死に別れでなく、親が子供を預けて逃げてしまった子も多かった。

硬式野球は参加チームの選手名が新聞に掲載される。
その新聞の名前を見て
「ひょっとしたら、自分の親がそれを見て名乗り出てくれるかもしれない」

そんなことで硬式でなくてはならないという子がほとんであったのだ。

それを聞いた山野は自分の思いを恥じるとともに、それかからは何とかこの子達を、戦える普通のチームにするように我を忘れて練習を共にすることになる。

 すこし私は「ホロリ」ハムスターとしました。
 
 本書ではこの子たちが親に会えたかどかまでは言及してはいないですが、努力は人のためではなく自分のため、しかし、それをちゃんとそれを見ている人がいるという話で続きがあります。

 1000円でおつりがくる本ですが、1食抜いてでも読んでいただければ、人によれば100食ぐらいの価値がある話に出会えると思いますよ。
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