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新打撃論 ー首位打者になる方法教えますー

  • 2010/08/26(木) 19:05:26

新打撃論
ー首位打者になる方法、教えます」 福浦和也の場合 -


今年のプロ野球、ロッテの福浦が往年の打撃を取り戻している。
かれの構えの特徴は何といっても、バットを寝せていることです。
それもヘッドは投手よりに少し向いている。

福浦

少なくとも、このような構えは少数派である。
アマチュアでは、よくバットを寝せていても、ヘッドは捕手よりが多い。

そんな彼の、2001年首位打者を取った時のインタビュー「首位打者になる方法、教えます」からヒントをもらいます。

その1:自分のいい状態のビデオと、その日打てなかった打席のビデオを見比べてフォームのチェックをする。

その2:チェックポイントは構えた時の背筋の伸ばし方。ピンとではないが、張り気味になるようにしている。

Q:バットを寝かせぎみに構えている理由は?
福浦:今までの構え方は極端にいえば、構えた位置からトップまで時間がかかったいました。だからそれをなくしてトップの位置からそのままバットを出せるようにし、ほんの僅かな時間ですが、早めに指導できるようにしたのが今の構えなんです。

調子の落ちるときは「打たなきゃいけないということになって、自分のバッティングが出来ない」結局はボールをよく見て自分の打てる球だけを打つという姿勢で打率を上げた。

Q:バッティングフォームはケン・グリフィーJrに参考にしたと言われていますが・・・。
福浦:僕は大好きですから、影響を受けています。でも彼だけではありません、いろんな人に話を聞いて役立つ点は取り入れています。

Q:グリフィーのどこを参考にしているのですか?
福浦:スイングではないです。はっきり言ってこれは小・中・高とずっとやってきて、もうスイングの軌道とか形はだいたい出来上がってしまっています。ですから真似るのは「構え」です。

Q:あの背筋がスッと伸びているところですか?
福浦:そうです。でもすべてではありません。彼独特の構えたバットを小刻みに動かしたりするところは試したのですが、僕には合わなかったです。

Q:背筋を伸ばし構えるとんな利点がありますか?
福浦:背筋を屈めると低めのボールになる変化球に手が出てしまうんです。低めのフォークでも、インコースのスライダーにしても、しかし、背筋を伸ばすことにより、ボールがよく見え始めた。今まではちょっと屈んでいたので、際どいボールの見極めが出来ていなかった」

そして、「チョコン」という左方面の打球が減り、右方面への強い球が増え球、特に変化球を強く振れるようになりました。

そして最後はセオリー中のセオリーで締めくくっている。

Q:福浦選手の“理想の打球とはどんなものですか”
福浦:「一番いいのはセンターへの強い打球もしくは左中間を抜けていくライナーです」



少し表題が大げさのようですが、一つでも試してチームの首位打者になりましょう

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名選手の条件

  • 2010/08/24(火) 18:39:54

名選手の条件

この条件に、球界でも名選手と呼ばれるヤクルトの宮本慎也選手はこう答える。
それは「あたり前のこととをあたり前にこなす」ことだと言う。

恐らく彼もピッチャーをやっていたのでしょう、これもピッチャー心理にも通じるという。
「ヒット性の当たりをファインプレーしてくれるのも嬉しい。だが、それ以上嬉しいのは、“討ち取ったというあたりを、当たり前のようにアウトにしてくれる”こと」だという。

確かに、あの子上手いなと思っても、上手いがためにどんなボールもかっこよく見せてしまう子もいる。だから堅実にいくべきところでエラーが出てしまうのだ。

また、逆にこんなこともある。
土岐商のショートは動きもいいし、甲子園の解説者もかなり褒めていた。
しかし予選でエラーが結構多いのに驚いて、「こういう上手い子は普通は取れないようなボールも追いついてしまうのでエラーになってしまうんですよね」

それでも、堅実であることは使う側からすれば頼もしい。

それだから、彼の言葉は重みがある。
宮本慎也・・・彼はこんなことも言っている。
「ファインプレーは好きではない、それはあくまで最後の手段です」

基本を大事にすることが、上達への早道であることはスポーツの鉄則である。

弱者の戦法

  • 2010/08/19(木) 18:23:50

チームを強くするアイデア
ー弱者の戦法ー


我が家のインターネットが接続不能になり、本当に不便な毎日を送っています。

先のコメントの欄で書いた、甲子園の土は発売10日間で販売中止となったようです。
その理由は、
①注文が殺到して、本来のグランド整備用に回らない。
②「ヤフオク」にて転売される可能性が出た。
とありました。本気で買おうと思っていたのに少し残念です。

それでも、土の購入条件を「球場関係者のみ、10袋以上から」に変更した。といので関係者の方は「阪神園芸」までどうぞ。



さて、いま結構ちまたで売れている本といえば、「高校野球弱者の戦法」かもしれません。
高校野球弱者の戦法―強豪校に勝つために高校野球弱者の戦法―強豪校に勝つために
(2010/05/29)
田尻 賢誉

商品詳細を見る


わたしも衝動買いをしましたが、ー高校野球ーという文字を見落としました。
実は身近なところで「小・中学校の弱者の戦法」を読んでみたかったです。それでも、これは使えることが随所にあります。

それでも第1章から刺激的です。
第1章 駒大苫小牧元監督香田誉志史氏に学ぶ

「弱者がまずやること
それは徹底すること。
前半は、実は書かれていることは何も目あたらしいことではありません。
しかし、それをすると、どのようにチームが変わるのかが興味深いのです。

小・中学校の弱いチームをみると、そんな技術がどうとおいより、挨拶も、カバーも、準備も全力疾走も何も徹底されていないというのが実情です。

そりゃ、高校生ぐらいになれば、どれも出来ている気になるものです。
それでも、ここまでやるかという徹底はされていないと思います。

あいさつ一つとっても、いまどき「知らん振り」や「下を見て言う」チームなんてありません。それでも、チワッスやチワなど“こいつらチワワでも飼っているのかよという返事です。
あいさつにも徹底の方法があるのです。

兎に角、上手い下手、上級生下級生も関係なく兎に角徹底することを一つでも、二つでも増やしていく。

そんな中、小・中学生では、まずは出きる子と出来ない子が技術で区別されないように、「一塁への全力疾走」の徹底。を私は上げます。
試合中にこれが出来なければ交代すると伝えた上でこれを徹底していきます。

当チームでも、どんな打球にも一塁へ全力疾走をするチームを見て、
監督がミーティングで、「こういういいところは絶対見習うようにしなさい。みんないいか!」
選手「ハイ!」

さて2ヶ月後、そのチームは監督の教えの通リ、「爽やかな、決して諦めないチームになったでしょか」
答えは・・


「のー」  

一塁への全力疾走 とかけて
お父さんの禁煙宣言 ととく
その心は
どちらも何度聞いたことか
  

一塁へのヘッドスライディングはやらせる!?

  • 2010/08/17(火) 17:36:37

あなたはどっち?
ー一塁へのヘッドスライディングー


平日のお盆休みは高校野球で時をすごし、先日の土、日は息子のトーナメントの大会に手伝いで参加しました。残念ですが、ベスト8で終わってしまいましたが、負けたチームは奈良の強豪生駒ボーイズでした。
試合前ノックは相手も流石に上手かったですが、当チームも見劣りすることはなかったので、“いい勝負かな”と思ったんですが、初回に猛爆撃をくらい4失点、とにかく打球が速いのに驚きました。その後はこちらも攻めたのですが、走塁ミスが重なり最後は6-1で完敗でした。このチームの上手い子は「天理」や「智辯和歌山」なんかにいくそうです。

我チームだって、今では空しいけどあの土岐商のベンチに4番など3人も入ってるよ・・。

全国クラスのチームの実力を経験でき、目指すは我チームも全国(だそうです)。



最近、勿論いろんなチームと試合をするんですが、結構「紫色のユニフォーム」多いですね。
代表では名電なんですが、甲子園でも、北大津、天理をはじめ関東にも2~3校いたんじゃないでしょうか。

ここ2日は通して野球見てないので、あまり自信ないのですが、やけに一塁ベースでヘッドスライディングする子が多い気がします。
気持ちがそうさせるのはわかりますが、私達の時代は「駆け抜ける方が速い」ということで、あまりやらなかったのですが。

今でも一塁のヘッドは禁止しているチームもあると聞きますが、やらないと根性なしだと言われることもありこれもチーム事情でしょうか。

それでも、肩の脱臼や一塁手にスパイクされることを考えれば私は勧めることはありません。

もう一つお決まりの最後の打者のヘッドスライディングは、「思い出作り」か「最後まであきらめない」という主張なのでしょうか」ほとどの子がやります(まあ内野ゴロの場合ですが)。

そんな中、今年の大会で面白い一言があり、ずっと頭に残っています。
“ヘッドスライディングはあきらめることと同じ。だから僕は駆け抜けました。”

そんな絶対アウトなのに形だけのヘッドより、これからも走りつづけるために駆け抜ける。
かっこいいじゃないですか、夢を感じさせた一言でした。

お盆休みはやっぱり甲子園と昼寝

  • 2010/08/12(木) 11:18:23

夏はやっぱり甲子園 2
ー③道具を大事にする気持ちー


土岐商業は見事な勝ちっぷりでしたが、このチーム道具を大事にすることも徹底しています。
そんなのあたり前だと思うでしょうが、グラブなどはゆきとどいてもバットまでは気がまわりません。

金属で出来ているから放っても大丈夫だと思っても、そこは気持ちの問題かもしれません。
人にも感謝、道具にも感謝の気持ちがあれば投げつけるようなことはありません。
土岐商業は必ずバットを横において一塁へいくそうです。

野球の神様はそんなところを見ているかもしれません。

実は、今日の広陵の選手がバットを投げつけることをしていたようですが、恐らく敗因はこんなところに・・・。野球の神様の逆鱗にふれたかもしれません。

完全にバット投げ捨ててる
バットを投げ捨てる

それはさておき有原投手はとても高校生とは思えませんでした。聖光学園の投手も2年生ですが躍動感がありすばらしい投球でした。



ー④高めのボールはやはり打たれるー

実は投手が狙った高めは意外と有効だということですが、高めへ行ってしまった球は打たれます。
特に変化球は確実に打たれます。土岐商はコツコツ打線と言われていますが、解説の方がこのチームはベルトより高いボールをヒットにする技術をみんなが持っていると褒めていました。
ですから、打者は真ん中は勿論、高めに浮いた球を必ず仕留めなければいけません。まずはそこからスタートです。
中日の落合監督は例えでこんなことを言っています。
“高めの変化球は梯子をかけてでも打たなければいけない”

ー⑤投手はやはりコントロールか
今日の一番の私の感動は、履正社(なんか印刷会社みたいな名前ですが)先発の2年生・飯塚君でした。強打を誇る天理打線に対し、ボールを低めに集め、巧みな変化球と内角攻め。特に内角へ3球も4球も続けて投げるコントロールと精神力がすばらしかった。
強打者でも、内角球攻めや低めへの動く球をそれほど打てないものだ。

ー⑥一票格差よりひどい県別参加校の格差ー
毎年言われることでしょうが、鳥取の24校は少なさすぎです。奈良も41校と意外と少ない。
履正社(186校)は8回も勝って出場しているので、天理(奈良41校)に勝っても不思議はないです。
北海道は意外と参加校は多いです。北照も弱いチームではなかったのに残念でした。
★2010年夏甲子園地区予選参加校数100校以上
愛知(188)、神奈川(186)、大阪(186)、千葉(175)、兵庫(161)、埼玉(159)、東東京(144)、南北海道(134)、福岡(133)、北北海道(122)、西東京(119)、静岡(118)、茨城(103)
★2010年夏甲子園地区予選参加校数40校以下
島根(39)、山梨(38)、徳島(32)、高知(32) 、福井(29)、鳥取(24)

息子の大会は雨天により明日に延期されました。甲子園と奈良同じ近畿ですが、雨の振りが全く違っていたようでした。それにしても甲子園の内野グランドへのシートは効果抜群ですね。

夏はやっぱり甲子園 

  • 2010/08/11(水) 10:57:16

夏はやっぱり甲子園 1
ー①甲子園には魔物がいるー


今日から夏休みで5連休みです。
本当は息子の京都での大会へ付き添いでいく予定で休んだのですが、咳と寝汗がひどくみなさんに迷惑がかかりそうなので家で留守番となりました。

そんなわけで朝から甲子園のテレビ中継を見ていたんですが、何といっても第二試合の「仙台育英×開星」の試合は背筋かゾクゾクとするような試合でした。

「甲子園には魔物がいる」そんなことがよく言われますが、魔物はどこに住んでいるのでしょうか?
ひょっとして、魔物君には好き嫌いがあって、島根県が好きではないのでしょうか?
あの21世紀枠の学校に負けての「腹切り」発言が話題になった、「あの高校」、開星高校は「おはらい」が必要かもしれません。

好試合と言うのか野球の怖さを改めて教えてくれました。まさに天国と地獄、ツーアウトでつまったセンターフライで誰もがゲームセットと思い、投手も勝ちを確認してガッツボーズまでしてマウンドを降りてきてから、「えっ!何が起こったの」というあの投手の顔が今も目に焼きついています。
私は、結構あの太めの投手のガッツを気にいっていましたので・・・・。

その裏、最後の攻撃でまたあのレフトオーバーのあたりが抜けていれば、開星のセンターの子も救われたのにと思いましたが、三瓶君のプレーもつい「まじかよ~」と驚くほど素晴らしいプレーでした。

それでも、TVの熱闘甲子園のエンディングで、インタビューにも応じて、「おまえもやりたくてやったわけでないんで気にするなよ」とあの投手に笑顔でいわれていましたので、なぜか自分自身ホットしました。



②中京大中京の隠れたファインプレー 
南陽工(山口)と中京大中京は、接戦末中京が逆転したのですが、その7回の攻めで、一死一塁から左中間へ三塁打を放った小古曽を、三塁コーチが本塁へ突っ込ませた。それをコーチは「想像していた形になった」という。
 それは試合前のシートノックで、南陽工の中継プレーで、左翼手の送球を受ける遊撃手の後ろに誰もいないのを確認していて「球がそれた時はチャンスかも」と思っていたという。
 そのため、遊撃手への送球がそれた時に一度は止めようとした腕を思いきって回し、それが決勝点になった。
 その今井選手は1年生の時から三塁専属コーチになり、先輩の後をついて注意するプレーをたたきこまれたそうだ。
 彼は「ノックの7分間にすべてをかける」そうだ。

 私はコーチの認定制を勧めている手前、この記事は嬉しかった。
 中京大中京は三塁が専属コーチであったことがです。

 さて、ノックの際に素振りなどをして、相手の守備を見ていない子もいますが、やはり全員が外野の肩の強さや、送球の正確さなどは見ておくこと、そしてそれをみんなで確認しておくことも大事じゃないでしょうか。

明日は雨が心配ですが、息子は京都大会、地元「土岐商業」も甲子園に登場です。
隣の土岐商OBのお父さんは午前1時に応援バスが出発だそうです。
熱い1日となりそうです。

詰まるのを恐れない

  • 2010/08/09(月) 11:22:07

とっておきの言葉 その10
ーつまるのを怖がっていたんです。今はベースの前ぐらいで、軸回転で思いっきり振るようにしているー


中日の小田選手。

いい男とはいいがたいが、谷繁の控えとしてなかなか出番がなかった選手です。
守備はそこそこであるが、全く打てないというのが理由であったのでしょう。

しかし、最近人が変わったように打ちだしている。
今季の打撃は3割7分5厘である。昨季は4分2厘だというから驚異の変化である。

それではどこが変わったのか?
それには打撃への「意識の違い」があるという。

彼は言う、「昨季のビデオを見て悪癖に気づいた。
「つまるのを怖がっていたんです。今はベースの前ぐらいで、軸回転で思いっきり振るようにしていて、(配球を読むのではなく)来た球に対応することをこころがけている」

この言葉、彼が言っていると紹介するとあまりインパクトがないのですが、多くの一流打者も同じことを言っています。

私の記憶だげでも、イチロー、内川、松井秀など・・・

つまることを恐れて、前で(バット)をさばこうとかするのではなく、ボールを呼び込んで軸回転で思いっきり振ることのほうが結果はいい。

たとえつまっても、ヒットになることはよくあることです。
 相手投手のキレが勝れば・・・・、少し始動が遅れれば・・・、芯をはずして(バットの)根もとや先っちょに当たれば・・、つまることはありますが、それを恐れて当てに行ったり、ポイントを前に置いて何回に内一回あるかないかのうまく振りぬけたポイントを目指すことは理想のようですが、打撃というヒットの確率では劣る方法なのでしょう。

何気ない言葉ですが、かなりの的を得ている言葉だといえるでしょう。

【参考箇所】
内川:8年目の今季、内川が心掛けたのは体の重心を一定に保つこと。
「打席でも守備でも、へその下に意識を置く。そこを起点に、体を動かすイメージ」で打撃改造に取り組んだ。
これまでは「体の前ばかりで球をさばいていた」が、ミートポイントを左太ももの前に保ち「詰まることを恐れずに振った」という。

松井秀喜(大リーグ2年目の活躍を語る):
米国にいるうちに打撃練習を始めた。  「自分のイメージを持っていて、すぐ次の年に取り掛かるという意味では2001年と似ていた。
あの年首位打者を取ったけど、打撃は最後まで狂ったままだった。それを直したかった。だから時間が必要だったし、(キャンプ地の)宮崎にも行った。
去年は悪かったわけでないけど、1年間メジャーを経験してやらなくてはいけないことが増えた」
-詰まることを恐れない、と球を限界まで引きつけたのが、いつの間にか詰まらなくなった。

そういえば、とっおきの言葉でもイチローの言葉として
“バッティングポイント(へその前)詰まることはいけないが、差し込まれて詰まることは悪いことではない”を紹介していました。

ただイチローの場合は「詰まるのを恐れない」というよりは意図的に詰まらせていることもありそうです。が・・・。

もうひとつこの言葉の効果はこんなところにありそうです。
上体が突っ込んでしまう選手に対して、詰まってもよいという助言をすることにより、「体重が前に移動しすぎないで体重を残して打つようになる」

とっておきの言葉:「つまるのを怖がっていたんです。今はベースの前ぐらいで、軸回転で思いっきり振るようにしていて、(配球を読むのではなく)来た球に対応することをこころがけている」 中日 小田選手

ワンちゃんと僕の違い

  • 2010/08/03(火) 21:46:30

新打撃論 長嶋茂雄が語る(2)
ーワンちゃんと僕との違いー


しかし、僕のバッティングは違っていた。
腰の回転は勿論違うが、それより打つポイントをうんと前において、いわば打ち抜いていくバッティングだった。

僕の打ち方を見た川上さんや千葉さんは、「君は変わった打ち方をするなあ、リストをすごく使うバッティングでほかのヤツにはちょっと真似ができきんぞ」と批評していた。

王と私のバッティングの違いを当時(昭和40年)の最新型高速カメラで撮影していろいろな角度から分析してくれたが、その時なるほどと感心した点がひとつある。
ワンちゃんはホームプレートの手前5.59mのところへボールがきた瞬間、バッティング態勢に入り、僕は5.22mで動作を始める。

つまり、投げたボールを僕のほうがよく見ていることになるのだが、実際に打つポイントがぼくの方が20㎝も前なのである。その差は時間にすると何千分の一かのわずかなものだが、ワンちゃんはその分だけ手元にボールを引き付けているわけだ。

 もっとわかりやすく言うと、
「ワンちゃんは投げた瞬間からパッとストライクとボールを判断し、ストライクだけを打っているらしい。
ぼくは最初から全部の球を打ちにかかり、途中でボール見たタマを捨てるタイプ。

どっちがいいというのではなく、要するにタイプが違うのである。ぼくの場合は、ちょっと考えられないようなクソボール打っていくことが多かった。
大洋の平松からあごにくるアウト・ハイをホームランにしたこともある。完全にボールと思える球を打ったことは数えきれないほどある。
しかし、僕にいわせれば、これはメクラ打ちではない。どんな場面でも打つべくして打っていたつもりだ。(つづく)

長嶋茂雄―燃えた、打った、走った! (人間の記録)長嶋茂雄―燃えた、打った、走った! (人間の記録)
(1997/06)
長嶋 茂雄

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(私の読んだのは講談社版です)


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